荒木医院新聞 第17号

【ごあいさつ】

 皆さま、こんにちは。月日の経つのはじつに早いもので、3ヶ月に一度のひだまり発行の季節が、またまたやって参りました。私としては、ついこのあいだ16号を出したばかりのような気がするのですが…。
 そして今回はなんと、記念すべき21世紀第一号です!ということで、今回は特別にスペシャル企画も盛り込んで、ボリュームアップしたひだまりをお届けします。さてさて、そのスペシャル企画とは…! じゃじゃーん、荒木医院スタッフ全員から集めたメッセージ集です。

ひだまり17

ひ だ ま り


荒木医院新聞第17号     2001年2月1日発行


発行元……
医療法人シエスタ荒木医院
〒807-1101
福岡県北九州市八幡西区上香月1-4-8
TEL 093-618-3555  FAX 093-618-3530
E-mail Address:siesta@04.alphatec.or.jp
Homepage URL: http://www.04.alphatec.or.jp/~siesta
【ごあいさつ】

 皆さま、こんにちは。月日の経つのはじつに早いもので、3ヶ月に一度のひだまり発行の季節が、またまたやって参りました。私としては、ついこのあいだ16号を出したばかりのような気がするのですが…。
 そして今回はなんと、記念すべき21世紀第一号です!ということで、今回は特別にスペシャル企画も盛り込んで、ボリュームアップしたひだまりをお届けします。さてさて、そのスペシャル企画とは…! じゃじゃーん、荒木医院スタッフ全員から集めたメッセージ集です。
 「これはどの人が書いた記事かな~?」、「あの先生はどんなことを書いてるのかな~?」なんて、いろんな想像をふくらませつつ、楽しみながらお読みください。
 また、次回号からは患者の皆さまのご投稿も、バシバシ掲載させていただきたいと思っておりますので、ご協力の方をどうぞよろしくお願いします。
 今回、お忙しい中、急な原稿依頼に快く応じて下さった先生方はじめ全スタッフの皆さまには、たいへん感謝しております。どうもありがとうございました。

byロッキーチャック


【メニュー】

● かぜの便り ~院長のお話「パニック障害のお話」
● 21世紀特別企画:先生・職員からのメッセージ集
● ストレスマネジメント講座② ~ストレスコービング
● ひだまりニュース ~新しい水槽のお魚紹介
● リレーエッセイ ~吉野智美さん
● 院内行事のご案内とご報告
● 人事異動のお知らせ ~新婦長からのご挨拶
● レストランシエスタのひとくちメモ ~ハーブって知っていますか?

<かぜの便り>  ~院長のおはなし

パニック障害のお話」
 当院に来られる多くの方は、仕事や家庭のことなどで疲れた人、うつ状態の人ですが、その次に多いのがパニック障害(panic disorder)と言われる状態の人です。
 突然、息苦しくなり、動悸が起こり、「そのまま死ぬのではないか」という不安を感じ、救急車で病院に駆け込むという人もいます。呼吸が激しくなり、手足がしびれ、意識がなくなることもあります。これは過換気症候群(hyperventilation syndrome)と言われる発作です。
 パニックになるという症状ですので、アメリカではパニック傷害と呼ばれます。アメリカでは神経症という病名を使わなくなったのでこう呼ばれますが、不安神経症(anxiety neurosis)と言われている病気と同じものです。もっと昔には心臓神経症(cardiac neurosis)と呼ばれていたものです。

 この発作を一度経験すると、「また起こるのではないか」「何時起こるかわからない」という不安(予期不安と言います)が強くなり、一人で外出できなかったり、発作が起こったら逃げ出せないバス、電車、飛行機などの乗れなくなったりする人もいます。日常生活にかなり支障をきたすことになります。
 一方、内科的検査をしても、異常が無いのが普通です。「精神的なものですね」とか「自律神経ですね」とか言われておられることが多いようです。精神科や心療内科に行くように助言してくださる先生は親切だと思います。ご自分で抗不安剤を処方される内科医もおられます。しかし、「からだは悪くないですよ」と言うだけで、「ハイ、さようなら」という医師もおられます。皆さんは仕方なく、別の病院を受診し、また同じような検査をし、・・・病院を転々とされることになるのです。

 精神科医が専門とする病気の一つです。発作時に「気が狂うのではないか」という強い不安を感じる人もおられますが、狂うことはありませんので、安心してください。勿論、精神病ではありません。この病気は軽い抗不安剤(昔は精神安定剤と言いました)がよく効きます。発作が起こらないように薬をうまく使うことで、生活は実に楽になります。発作が起こっても薬を使うことで、救急車を呼ぶことも避けられます。

ところが、この病気になりやすい人はもともと心配性と言うか、不安になりやすい人が多く、「薬を飲むのも不安」ということになり、服薬しなかったり、すぐに薬を減らしたりされたりします。隣のおばさんが「安定剤は癖になる」とか「依存症になる」とか聞かされると、不安になって服薬を止めたりする人もよくおられます。そのような時、私がお話することは「隣のおばさんと専門医である私の言うことと、どちらを信じるのでしょうね」と。

 繰り返して言いますが、薬を上手に使えばパニック障害は容易に改善するもので、薬はそのための便利な道具です。怖がらずに使いましょうね。

21世紀特別企画  【先生方からのメッセージ】

 あけましておめでとうございます。
 21世紀のお正月も、例年のようにとある病院で当直をしていました。空き時間に本を読むのが恒例になっていまして、その時は翻訳家の本を読んでいました。翻訳家はご存知の通り、外国語で書かれた文章を日本語の文章に置き換える職業で、その本にはその苦労話、楽しさ等が書かれているわけです。もとになる文章は他人の文ですから、翻訳家自身が、自分のスタイルで文章を書くわけにはいかない。けれど何とか自分で感じた思いを、うまく、自分なりに読者に伝えたい。そのもどかしさが感じられて、なんだかくすぐったいような印象を受けました。
 気持ちを人に伝えることは、本当にもどかしく、難しいものです。伝わったと思っても、単なるひとりよがりになっていることがよくあります。翻訳家が、感じた思いを読者に伝えたい、と細やかに工夫を凝らしていく努力を、何とか見習いたいなーと感じました。
 今年はより皆様のお役に立てるよう、頑張りたいと思っております。まずは「お待たせしました」と言わないでいいようにしたいものです。

医師 佐藤 雄

 昨年の5月から縁あって、週1日だけ荒木医院で診療させて戴くことになりました。日々の診療の中でよく感じることは、一人一人の患者さんの診療に十分な時間を割けないことです。このことは、現代医療制度の構造上、やむを得ないことと理解していますが、より充実した医療を行うためには、何とかならないものかと考え込んでしまうこともしばしばです。
 先日、定期的に通院しているある老婦人が、いつもの血圧測定の後、「先生、待ち時間があまり長かったので、今日は血圧があがってますねぇ。」とニコニコ笑いながら、話しかけてきました。
 「いやぁ、随分とお待たせしましたからね。」とねぎらいながら、そのとき感じたのは、患者さんが治療者側に対する不平・不満を穏やかな雰囲気の中で語れる治療関係も大切だということでした。
 心の病気の診断や治療は、内科や外科の病気のように「この病気には、この検査とこの治療法で」というように必ずしもマニュアル化されたものではなく、少しオーバーに言えば、医師・患者の良い治療関係を基盤として、全く新しいものを創造していく共同作業のように思うのです。
 そのためには、それだけ「開かれた治療関係」が求められ、そういう関係を造れるように医師も患者さんと共に努力していくことが、有効な治療につながるものと考えるのは、あながち今回患者さんを待たせたことへの言い訳ではないように思うのです。

医師 百合野 公庸

「ついに21世紀になってしまった!!」
 21世紀は、社会・経済的にはIT革命と国際化(グローバリゼーション)、生命科学では脳科学の進歩、遺伝子情報の解明と運用の時代だといわれます。これは自然と人間の調和、こころの時代、新たなルネッサンス時代の幕開けでもあります。目指していることは素敵だと思いますが、しかし世界の人々全体が変化していく時代ですから、変化に伴うストレスはきっと急激に多くなると思います。
 それに向けて21世紀を安心して迎える準備は、後手後手の部分は目に付くものの、医療や医学の領域では着々と進んできたように思います。まずは「心身ととのい」、そして安心して「遊び・楽しみ・くつろぎ」、更に安心してお互いに「思いを自覚し伝えあい」、その後、敬意をもって「学ぶ」ことのでき、皆がそれぞれ等身大の生活や自己表現が可能であるように、応援を続けたいと思います。
 「生きること」を巡り、頭でっかちのものを含めて、さまざまな議論が起こっています。生きることは「寝て・起きて・食って、風呂に入って寝る」ことです。そして「起きて」いるうちに先のような5つの段階を大切にして一歩一歩進んでいくことが「生きること」だと思います。怯えや依存できない落ち込みから、敵意や怒りにすくみ、身を焦がすことのにように、お手伝いをしたいと思っています。
 2002年にはついに、アジア初のサッカー・ワールドカップが韓国・日本で共同開催されます。東京オリンピックは比較できないほどの諸国の人々が、彼らの文化を携えてやってきます。長い封建時代、鎖国時代、戦後から名実ともに、やっと抜け出ることができるかもしれません。新しい経験を歓迎したいと思います。
 今年もよろしくお願いいたします。

医師 志村 実生

 21世紀、おめでとうございます。何の社会的な出来事もなく、21世紀になってしまいました。
 私が小さい頃は、「ノストラダムスの大預言」とかいうあやしげな本が流行っていて、その頃は「21世紀はやって来ない」と本当に信じていましたが…
 さて皆さんも毎年この時期は、新年の目標を立てることが多いのではないでしょうか。今年は新世紀ということもあり、いつもに増して気合いが入っている方もいらっしゃるでしょう。実は私も「…」と目標をここで挙げたいのですが、あまり公言してしまうと、その言葉にとらわれてしまい、無理を引き起こしそうになるのでやめておきます。
 大きな目標を立てるのも良いですが、あまり背伸びをしすぎないように心がけましょう。

医師 中野 英樹

 新しい年、皆さんはいかがお過ごしですか。
 カウンセリングを学びはじめて10年あまりになりますが、最近は心が疲れている方がとても多くなりました。その一方で、当院のような治療機関は相変わらず少ないといった状態で、苦しんでおられる皆さんに十分なケアをすることが、年々難しくなってきました。
 そこで現在は、もっと広く社会に出向いてストレス病の「予防」をしていく必要があると考え、学校や企業におもむいて「ストレスマネジメント講座」を開いたりしています。生きている限り避けては通れないストレス。でも、その対処法が上手になれば、ストレスで病気になることはありませんし、かえって生活の中のいい刺激にしていくこともできるのです。21世紀最初のこの年、皆さんでストレスに強い自分づくりをしてみませんか。
 「ひだまり」にも細々と連載しています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

臨床心理士 川北美輝子

 子供の頃は夢にも思わなかったのに、とうとう21世紀になってしまいました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 当荒木医院でも、毎週金曜日1時より、30分程度、ストレスに対する知識と予防法を学んでいただけるように「ストレスマネジメント講座」を行っています。
 今までは入院患者さんのみ対象でしたが、ご希望があった場合には、外来患者さんにも参加していただけるようになりました。ご興味のある方は、主治医に相談なさってみて下さい。
 それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。

臨床心理士 荒木 史代

 【職員からのメッセージ】

 今年も笑顔をたやすことなく、もっと多くの皆様に「ここへ来ると安心する」「ここへ来るとホッとする」と言っていただけるよう努力してまいりたいと思います。
 何か分からないことや、疑問に思ったことは何なりとお尋ね下さい。
byキッズ

 今年も“楽しいという実感”をお届けしたいと思っています。
 春は桜を見に行って、夏は川遊びをしたいし、秋の紅葉登山はおいしくカレーを食べたい!クリスマス会は何をしようかな?と楽しいことをたくさん企画しています。
充電完了、放電するぞーっ!
byフレッシュグリーン

 あけましておめでとう 21世紀!!
 お正月、おみくじを引きに行きました。昨年とは大違いで、今年は良い年になりそう。仕事もプライベートも充実できるよう頑張ります。
今年もどうぞよろしくお願いします。
by熱帯魚

 新世紀になりました。 今、時代が大きく変化しています。 この波に乗って、私も大きく変化していきます。
byちこら

 昨年より当院に勤務しています鶴原と申します。 まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いいたします。
by鶴原満枝

 私は人と人との出会いを大切にしたいです。 いろんな人と出会い、いろんな人と話したり、聞いたりしたいですね。 そうする事で自分の知らなかった事が分かったりもするし、すごく勉強になります。これからも、より多くの人と出会いましょう!
byわんわん

「人にやさしい社会に」
 昨年の11月、福岡バスセンター小倉行きの高速バスの列に並んでいる時、目のご不自由な方(男性)が白い杖をつき、どなたかに腕を支えられて、並んでいる人達に「行橋行きはどこですか」と聞かれていました。
 そのとき私が行橋行きは「ここです」と言って、その列に入れてあげようとした時、列の後ろから男性の声で「並んどる」と声がかかりました。
なんと冷たい人だろ、目のご不自由な方お一人列に入れてあげても、たいしたことはないのに、と思いビックリしました。(男性の方は白い杖が分からなかったのかな…?)
 実はその方、直方PAで下車なさるのに列を探しておられたのです。小倉行きの私の前に入れてあげ、その方、無事直方PAで下車されました。
by山下ナツ子

Bonne annee!
Comment allez-vous?

 とうとう待ちにまった2001年がやってきました。高校時代担任の先生がノストラダムスの大予言を信じていて「必ず世界は滅びるから、自分はそれを見届けてから死ぬ」とよく宣言していました。その危機も無事に乗り越え、これからはどんなことが起こるのか、とても楽しみになってきました。が、いかかでしょうか?
 今年も皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう、陰ながら応援しています。
Merci,au revoir.
byDreamers

21世紀、おめでとうございます。
 今年もたくさんの方と出会えることを、とても楽しみにしています。
 私のお正月は、初詣に行ってもおみくじを引かず、神頼みもせずに、自分自身を信じていこうと…、なんとまぁ立派な事を実は考えているんですよー!!
けれど日頃はというと、毎日、日々が勉強だと言いながら、持ち前(?)のルーズさが時々顔を出してはモグラ叩き…のように抑え込んでいます。
これも私。前向きに…、そして多少ズボラに生きていこうかなぁーと考えています。
皆様もこのような所を少し真似すると、少し楽に生きられるかも??
byありんこ


 ~厨房から~

明けましておめでとうございます。お客様からの「美味しかったぁ~」の声が沢山聞ける様に頑張りますので、本年も宜しくお願い致します。
by栄養士のたまご

明けましておめでとうございます。これからも色々な料理に挑戦していきたいと思います。
byスィートバジル

お客様の笑顔がたくさん見れるように頑張りたいです。
byゆでたまご

新しい年を迎え、気持ちも新たに頑張ります。そこで一句、
「おいしかったよ」
    言われた言葉がうれしくて
        包丁持つ手がパワー全開!!
by春が待ち遠しいおばちゃん


21世紀、あと50年皆さんと一緒にガンバりましょう。
by百才まで現役ママ

楽しい料理作りを心がけたいと思います。
byごろー。

21世紀もパワフル全開!! 頑張りま~す。
byきのこ

「向上心」を忘れずに…。
byし~ちゃん


【ストレスマネジメント講座】  ストレスコーピング

 生きていれば避けて通ることのできない「ストレス」。さまざまなストレッサー(ストレスの原因)が私たちにふりかかってきますが、すべてを取り除くことはできません。しかし、私たちは、「ストレスコーピング(ストレス対処法)」という方法を使って、無意識のうちにストレスを上手に対処しているのです。
 たとえば、「あなたのストレス解消法は?」と聴かれたら、あなたはどう答えますか?「カラオケ」「お酒」「旅行」「睡眠」「買い物」「おしゃべり」…いろいろ思い浮かびますね。これらもストレスコーピングのひとつです。
 では、次の12項目のうち、あなたが実際に行っているものはどれくらいあるでしょう?
ストレスコーピングチェック
□困ったことになったら、誰かに相談する
□つらい気持ちになったら、周りの人にそれを聴いてもらう
□ストレスを感じたら、その原因を考えたり、どうすればいいか冷静に対策を立てる
□何かたいへんなことをやりとげたら、自分にごほうびをあげる
□気分転換に軽いスポーツをしている
□家などで何か「リラクゼイション効果」のあることをしている
□ストレスを感じたとき、場合によっては「それは仕方ないこと」と身を引くことができる
□ストレスを感じたとき、その場の状況から少し離れてみる
□つらい体験をしたとき、「かえって自分のためになる経験だった」と前向きに考え直す
□仕事の量が多すぎると感じたときは、まわりの人に手伝ってもらうよう頼む。
□ストレスを感じたとき、将来的な夢や目標を意識して乗り越える
□腹がたったとき、その気持ちを誰かに聴いてもらう

表で7つ以上○がついたあなたは、ストレスに対して上手に対処できているといえます。
ストレスコーピングチェック、いかがでしたか?
左の12項目は、「積極的ストレスコーピング」の一例です。「ストレスコーピング(ストレス対処法)」には、「今のストレス状況から逃れて、別のことで気をまぎらす」といった「消極的ストレスコーピング(カラオケやおしゃべり、お酒など)」の他に、上のようにストレスに立ち向かったり、周りの人と一緒に対処する「積極的ストレスコーピング」があります。どちらも大切なことなのです。
 たいへんなストレスを抱えていそうなのに元気な人もいれば、ちょっとしたストレスでまいってしまう人がいます。それはどうしてでしょう?ひとつには、この「ストレスコーピング」の能力差があげられます。ストレスコーピングが上手な人は、ストレスを受けても上手に消化してしまいますが、ストレスコーピングが苦手だと、そのストレスがうまく消化されずに病気になってしまうのです。
 「私はストレスコーピングが苦手だなあ」と思われたあなた、
○積極的ストレスコーピングを実践してみよう
○消極的ストレスコーピングのレパートリーを増やそう
この二つを心がけて生活されると、ストレスに強くなりますよ。
☆次回は、「ストレスの流れ」についてご説明します。お楽しみに!
カウンセラー:川北・荒木

【レストランシエスタのひとくちメモ】  “ハーブ”って知っていますか?

ハーブって知っていますか?英語のherbは、日本語で香草と言われています。ハーブというのは、昔から利用してきた野や山にある香り高い野草のことです。もう、おなじみになってしまったパセリやクレソン、そしてセロリもハーブです。しそや三つ葉、木の芽と呼ばれる山椒も、古くからある日本の代表的ハーブです。ゼリーやキャンディのあのスーッとする味と香りも、ハッカやペパーミントというハーブです。
 料理に加えて味を引き立たせるハーブたち。
当レストランでも院内の畑で取れたハーブを料理・デザートなどふんだんに使用しています。
 それぞれにいろいろな魅力を持つハーブですから、使っているうちに“新しい味”が生まれてくるかもしれませんね。

【ひだまりニュース】

 荒木医院の待合室の水槽が新しくなりました!
60センチ水槽の中で、自分のからだが大きくなるにつれどんどん家が狭くなり、じーっと耐えてきた大きなプレコのプレちゃん(?)がもっと自由に泳ぎ回れるように、ついに横幅100センチの大きな水槽を導入したのです。今は夜行性のはずのプレちゃんが、思わず昼間まで泳ぎ回ってしまうほど生き生きしてきました。今までごめんね、プレちゃん。この機会に、水槽の中のメンバーたちを紹介させてもらいましょう。

・セルフィンプレコ・・・水槽の中で一番でっかくて、愛嬌のある顔をしている魚。故郷はペルー。ナマズの仲間ですが、完全なベジタリアンで、いたって穏和な性格の持ち主。ずーっと見てると、たまにウインクをします。退屈な待ち時間にじっくり眺めてみては?


・エンゼルフィッシュ・・・皆さんおなじみの熱帯魚だと思いますが、実は故郷はアマゾン川なんですよ。ちょっと意外ですね。荒木医院のエンゼルたちは、人を見ると寄ってくる好奇心旺盛な魚たちです。試しに近寄ってみて下さい。手を近づけるともっと寄ってきます。お腹をすかせてるだけって話も…!?

・ゴールデンハニーグラミー・・・黄色っぽい体にヒレのふちだけ赤みを帯びた4cm位の魚です。お腹の辺りから触角のようなひげが2本出ているのも特徴です。性格はマイペースでちょっぴり臆病。でも好奇心も旺盛で、見ているとなかなか面白い魚です。

・パールグラミー・・・お腹に長いヒゲを2本持っていて、体色はベージュ系、目から尾にかけて黒いラインが入っている魚です。まだ今は子供ですが、大人になると12cm位の大きさになり、色ももっと鮮やかに美しくなります。

・グラスブラッドフィン・・・透き通ったスリムな体に、アクセントの赤い尾ヒレがかわいい魚。動きが速く、いつも活発に泳ぎ回っています。

・ソードテール・・・濃いオレンジ色で、尾ヒレの一部が長く伸びていて、水槽の中で一番華やかに見える魚です。グッピーと同じで、卵ではなく稚魚を生む魚です。(お腹の中で孵化する)

・ブラックモーリー・・・全身真っ黒な魚。ペアで入っていて、なかなか仲の良い夫婦です。

・セルフィンモーリー・・・全身真っ白に輝いて見える魚。こちらも仲良し夫婦です。

・フレームテトラ・・・あまり目立たない魚ですが、うっすらピンク色をしていて、おとなしく穏やかな性格をしています。

【リレーエッセイ】

**今回は、新しい臨床検査技師の吉野智美さんです**

皆さん はじめまして!!
私は臨床検査技師の吉野智美(よしのともみ)です。
3ヶ月ほど前から当院に勤務しています。外来の受付辺りに出没しているので、気軽に声をかけてみて下さい。
 最近の私の楽しみは、いろんな人に出会うことです。生活をしていく中で、多くの人に出会うと思います。何も意識せず、ただ出会い、話を聞いても、特に何も残らないし、何も変わらないと思います。でも、相手に興味を持ち、素直な気持ちで相手の声に耳を傾ける。そうすることにより、いろんな事を発見できます。
 私はさまざまな多くの人に出会い、語り合い、話を聞く度にテンションが上がったり、新たな発見をしたりと、いろんな事が起きています。自分の考え方や想いにちょっとした変化が現れ、そのちょっとした変化が、気づくと大きな変化になっているんだと思います。
 いっぱい素敵な人に出会えると楽しいですよ!私は、いっぱい素敵な人に出会えてるんだな~て、よく思います。だって、今幸せだもん!!
 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします。

【院内行事のご報告】

 昨年12月9日、毎年恒例になりました荒木医院のクリスマス会が行われました。入院患者さんと職員とで練習を重ねたソーラン節と、繊細で美しいミュージックベルでのクリスマスソングメドレーは息もピッタリ、大成功でしたね。また、前婦長による情熱と迫力のフラメンコに、ゲストによる心地よいチェロの演奏もありました。もちろん、荒木医院が誇るレストランシエスタのおいしいご馳走もいっぱい食べて、カラオケを歌って、プレゼント交換にラッキープレゼントもあって…、と本当に楽しく、あっという間のひとときでしたね。
 クリスマス会は、毎年12月の第2土曜に行っています。今年は12月8日になります。ちょっと気が早いですが、カレンダーに丸印を付けて、今からスケジュールを空けておいてくださいね!

【行事案内】

 病棟では、毎月尺岳登山に行っております。また卓球大会、うどんの麺打ちなども行っています。季節に応じてお茶会、お花見、クリスマス会などの催しもあります。皆様からのアイデア、リクエストも募集していますので、何か皆さまがやってみたいことなどございましたら、どうぞご遠慮なく申しつけて下さい。
お待ちしてます。今年も楽しい一年になりますように!!

【人事異動のお知らせ】

突然ですが、荒木医院の新婦長を紹介させて頂きます。
今年の1月21日より、看護婦の東主任が新しく婦長になられました。前婦長は、ジェネラルマネージャーに就任されました。では、新婦長からごあいさつです。

 この度、婦長の任務を与りました東(あづま)と申します。
いつもピンクっぽい服装(白衣や私服)に花柄のエプロンをしてウロウロしているのが私です。
 もし私を見かけられましたら、どうぞ何なりとお申し付け下さい。
 皆様により良いサービスを提供できたら…と日々考えておりますので、皆様のご意見を伺えたら至極幸いに存じます。どうぞ宜しくお願いします。
〔プロフィール〕
好きなことは:眠ることかな。
体を動かすことも大好きです。
園芸療法の時にクワを持っているのが私ですョ~。
好きな食べ物:荒木医院「レストランシエスタ」の手作りデザート愛情たっぷりで、心があったかくなります。
その他、年齢、性別、血液型、住所etc.は、ご想像にお任せいたしまーす。

【編集後記】

今回から新しく新聞部員に加わりました、ちこらと申します。これから楽しい新聞を作っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 byちこら
私もまだ新聞作りは2度目で、いま、『ひだまり』は慣れない2人で頑張って作っております。「もっとこうした方がいいよ」とか「こんな企画は?」とか、どうぞ皆さまのアイデアを私達にどしどしプレゼントしてください。お待ちしております。 byロッキーチャック

次回、ひだまり18号は5月1日発行予定です。