荒木医院新聞 第32号

花粉症持ちの方にはつらい季節になりましたね~。今年は例年に比べると飛散量は少ないようですが、花粉症になると、集中力がなくなったり、イライラしたりして、ストレスがたまってしまいがちです。そこで、自分なりの解消法を見つけ出しうまく付き合っていかなければなりません。部屋を加湿して花粉が飛ぶのを防いだり、アロマセラピーでリラックスなんていうのもいかがでしょうか?

ひだまり 32
ひだまり Vol.32
花粉症持ちの方にはつらい季節になりましたね~。今年は例年に比べると飛散量は少ないようですが、花粉症になると、集中力がなくなったり、イライラしたりして、ストレスがたまってしまいがちです。そこで、自分なりの解消法を見つけ出しうまく付き合っていかなければなりません。部屋を加湿して花粉が飛ぶのを防いだり、アロマセラピーでリラックスなんていうのもいかがでしょうか?

【お知らせ】
・4月に2年に一度の医療費の改訂があります。
  まだ詳細はわかりませんが。
・4月1日より外来担当医が変わります。
・障害者自立支援法が4月1日より施行され
  ます。対象の方は手続きが必要です。
・外来トイレを広く美しく改装しました。
  ご利用ください。
2005.111発行
<発行元;シエスタ荒木医院>
〒807-1101 北九州市八幡西区上香月1-4-8
TEL:093-618-3555 FAX:093-618-3530
Homepage:http://www.siesta-hosp.jp
E-mail:libertad@siesta-hosp.jp
CONTENTS/もくじ
障害者自立支援法施行に伴って
ひだまりNEWS
デイケアからのお知らせ
院長のおはなし
Voice Voice Voice
レストランSIESTAのひとくちメモ
外来医師勤務表
障害者自立支援法施行に伴って
 4月1日より、障害者自立支援法が施行されます。それに伴い対象の方(今現在32条・45条対象の方)には経過措置としての手続きをして頂く必要があります。

 

障害者自立支援法とは?


 障害者・児が自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう、その能力や適性に応じて、必要な支援を行うものです。現在、障害のある人を対象に実施している福祉サービス・公費負担医療などについて、障害の種別で生じているサービス内容や負担額の格差を解消し、社会全体で支える仕組みです。

右は簡単に図に表したものです。負担上限額は所得に応じて様々なため、ここでは省略させて頂きます。詳しく知りたい方は事務室までお願いします。
尚、精神障害者保健福祉手帳(45条)の有効期限は今までどおり2年で、32条とは別ものとして扱われます。

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ひだまりNEWS

荒木医院の外来トイレが新しくなりました。

 皆様もご存知の通り、今まで男女共用でした、1階の外来トイレを広く美しく改装致しました。改装中は皆様に大変ご迷惑をおかけ致しました。この場を借りてお詫び申し上げます。

改善点

1.男女共用 → 男女別
   従来のトイレは女性専用になり、新たに男性専用トイレを
   開設致しました。
2.女性用トイレ1つ → 2つ
   従来は1つでしたが2つに増やしました。
3.普通洗浄 → 自動洗浄
   従来は皆さんで流して頂く形でしたが、改装後は便座から
   離れると自動的に流れる仕組みになっております。
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デイケアからのお知らせ
 以前より、デイケアの皆さんが活動中に作られた作品(エコクラフトテープで作ったコースター、箸置き、絞り染めをしたマスク、ハンカチ)を1階受付で販売しておりました。この売り上げで人生ゲームを買おうという目標を掲げて!おかげ様で売り上げは4800円集まり、「人生ゲーム~レインボードリーム~」を買うことができました。
ご購入頂きました皆様ありがとうございました。まだまだ、1つ100円で販売しておりますので宜しくお願い致します。

 ちなみに次回の目標は避暑グッズ購入に向けて!です(笑)。

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院長のおはなし

精神衛生講座: 第7回「性格の防衛的機能」


 性格について、いろいろ書いてきました。そして、性格の欠点と思われるところも、裏を返せば長所でもあるというお話をしました。何故いろいろな性格があるのか・・等と考えてみましょう。いくら考えても、正解は出てこないのですが、親のいずれかの性格を遺伝的に引き継ぎ、その後の生活環境の中で、作り上げられて行くもののようです。既に、性格の具体的特性をお話したときに触れましたが、性格を「不安の防衛の仕組み」という視点でみると、性格の持つ意味がよく理解できます。
 人は思春期を過ぎると周囲の人に気を使うようになります。気を使うことが限界に来るとうつ状態やパニック状態などの症状が出てきます(症状発現)。これは「限界ですよという赤信号」のようなものです。性格はこれを回避するための防止策として機能しているように見えます。

 分裂気質の人は、すぐに人を信じることができないことが多い性格です。このタイプの人が不安にならないで済む一番よい方法は、人の中に出て行かないことです。あまり外出しないで、読書、音楽鑑賞など一人で楽しめる方法をいつの間にか身につけていることが普通です。おのずと勉強することも多く、成績優秀な人が多いのも特徴です。外に出るとしても、山に一人で登ったり、書店を一人で回ったり、原則的には一人で、自然の中にいるという生活スタイルが楽なのです。しかし、社会人ともなれば、いつも一人というわけにもいきません。身に付いた癖で、不安が起こらないような行動パターンが出来ています。人の中では、自分の意見を言わない。感情も表現しない。極端に言うと、黙って聞いているだけであれば、一番疲れないのです。自己表現をしないことは集団の中で不安にならない防衛なのです。
 逆に、周囲の人にほとんど気を使わない仕組みを持った人もいます。この場合は周囲の人がどう思うかということが全く気にならない精神構造のようで、言いたいことが言えます。周囲の人にストレスをかけることになりますが、本人は周囲に気を使わないで済むという形の防衛と言えます。

 強迫性格の人は、人を信じることはできますが、いつもの人の評価が気になるので、常に周囲に気を使います。従って、親しい人の前でない限り、自分の意見を言えないことが多くなります。とりわけ相手が不快になることはほとんど言えないのです。結果として「いい子」でいるのです。「いい子」は自分を守る防衛なのです。しかし、これが過ぎると自己拘束で苦しくもなります。

 執着性格の人も他人の評価を気にしますが、他人の評価で不安になることよりも自己評価で不安になる特徴があります。自分で考えたことを、思いどおりに出来ないとき、自己評価が下がり、不安になります。もちろん、周囲の状況が自分の思いどおりにならない時は、不安や不満が積ります。これを我慢するとうつ状態になるのです。この性格の人は非常に「頑張り屋さん」なので、我慢するとうつになりやすいのです。

 ヒステリー性格の人も多少は人の評価を気にはしますが、この性格の人は他人を信じることが容易に出来ますので、不安になることが少なく、また不安になったとしても、気分の切り替えが早いため、我慢するという仕組みが働くことが少なくて済みます。それだけ病気にはなりにくく、得と言えるでしょう。もっとも、不安が少ないので、人前で、言いたいことを言うことがあり、人から秘かに嫌われているということにもなりかねません。

不安になることを防ぐという「性格の防衛機構」は、また同時に対人関係が上手に出来ないという欠点でもあるのです。会社でも家庭でも「自己主張が出来ない」という問題が生じます。上司や配偶者に対して、言うべきことが言えなくて、我慢して、ストレスを貯めてしまっている人も多いです。日常的な雑談さえも気楽に出来ないと、コミュニケーションも悪く、生活環境をよくすることが出来ません。職場の対人関係や家庭の対人関係などをよくする方法は、日常的に、冗談が言えるような雰囲気(関係)を作っておくことが、コミュニケーションをよくするコツです。冗談まで口に出来なくても、朝夕の挨拶や雑談時の返答くらいは出来るようにしていかなければならないでしょう。
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Voice Voice Voice

荒木医院の職員の皆様へ

クリスマス会お疲れ様でした。ホントにホントに手作りのあたたかいクリスマス会を楽しませて頂きました。準備、当日、後片付けと一部始終参加させてもらい、今まで生きてきた中で忘れられないクリスマス会でした。
なぜか、歌っては涙ぐみ、かつみさん達のプロのしっとりとした歌を聴き、また涙が出てきました。「歌」って改めていいなとおもいました。心の中でクリスマス会の光景を思い浮かべるだけでまたウルッときそうになります。本当に心に残るクリスマス会をありがとうございました。
by匿名

クリスマス会のご感想ありがとうございました。クリスマス会は皆で作り上げていくもので皆さんのお力なくしては完成できなかったと思います。当日だけでなく、準備、後片付けにまで携わって頂き本当にありがとうございました。
今年もクリスマス会のご参加お待ちしております!



初めてトイレを使ったけど、最高です。他の病院に行ってもこんな素晴らしいトイレは在りません。
荒木先生ありがとうございます。
by元気娘

 トイレ改装後、早速の投稿ありがとうございました。自動洗浄に戸惑われる方も多いようですので早く皆さんに定着して頂けることを願っています。
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レストランSIESTAのひとくちメモ

『食育』とは?


 最近、よく耳にします食育とは、教育を受ける子供たちにばかり関して言う事で、大人の私達はあまり考えなくても良いのでは・・・など思っていませんか?そうではないと言う方もどういうことでしょうか?
 『食育』とは、各自が自分の食や健康について考え、正しい判断ができるようにすること。健全な食習慣を身につけることは、*生活習慣病の予防に直接つながっています。また、我が国独自の食文化、地域の特性を十分に知る事も大切になってきます。
 食習慣の形成は、幼児期の体験や家庭教育が大きく影響してきます。大人になって食習慣を変えるというのは、簡単ではありません。例えば子供のときに、週に3回はハンバーガーとコーラを食べていたとすると、やはり大人になっても週1回はハンバーガーとコーラを食べてしまいます。スナック菓子を夕食後に食べていたとすると、やはり大人になっても食べてしまいます。野菜嫌いは大人になっても直っていないなど・・・これは、小児肥満を作っているようなものでそうでなくとも、大人になって肥満になりやすい状態にしている事になります。家庭や学校で子供のうちから食に関心を持たせ、健全な食習慣を身につけさせないといけません。食品の衛生的な取り扱いや保管(これは、食中毒予防につながります)、食品の選び方、食生活の改善なども日頃から関心を持たせないといけません。
 少々堅苦しくなりましたが、大人である私達も改めて地域ならではの食文化・・・がめ煮、博多雑煮、かしわの水炊き、いわしの床炊きなどよく見れば栄養バランスもとても良いものばかりです。ぜひ、改めて味わってみて下さい。

*生活習慣病とは・・・

 栄養の偏り、運動不足、睡眠不足、ストレス、飲酒、喫煙など不健康な生活習慣が原因となって発症する病気(肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病など)の総称。生活習慣を改善することにより、予防と症状改善が期待できますが、進行させてしまうと血管が詰って動脈硬化を起こし、心臓病や脳卒中につながる恐れがあります。
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外来医師勤務表
 4月から下記の勤務表に変更になります。土曜日は3人体制になり、木曜日の午前中は院長から高橋医師に変わります。

  午 前 午 後
月曜日 ①院長 ①谷
③佐藤 ③佐藤
火曜日 ①院長 ①院長
③副田  
水曜日 ①院長 ①院長
③副田 (水曜は15時から)
木曜日 ①高橋 ③佐藤
金曜日   ①院長
③副田 ③谷
土曜日 ①院長  
③佐藤  
⑤副田  

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編集後記
早いもので「ひだまり」作成して1年が経ちました。
今年も初心を忘れず頑張っていきたいと思っておりますので、皆さんどうぞ宜しくお願い致します。
ニニ
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