荒木医院新聞 第38号

花粉飛散の季節になりましたね。福岡市の花粉レポートによると先週末から晴れるとスギ花粉の飛散が急増し、飛散のピークを迎えているようです。
 県内では一日に一平方センチメートルあたり、100から400個近い花粉が観測されています。

ひだまり 38
ひだまり vol.36

 花粉飛散の季節になりましたね。福岡市の花粉レポートによると先週末から晴れるとスギ花粉の飛散が急増し、飛散のピークを迎えているようです。
 県内では一日に一平方センチメートルあたり、100から400個近い花粉が観測されています。冬型で気温が下がったり、雨の日は飛散数は極端に少なくなりますが、晴れて暖かな日射しが戻ると飛散が急激に増えます。
 スギ花粉の飛散は今月上旬にピークを迎えるようです。花粉症ではない方もいつ発症するかわかりませんので人事とは思わず、天気が回復したり、暖かさが戻る日は特に注意して下さいね☆

2008.3.1発行
<発行元;シエスタ荒木医院>
〒807-1101 北九州市八幡西区上香月1-4-8
TEL:093-618-3555   FAX:093-618-3530
Homepage:http://www.siesta-hosp.jp
E-mail:libertad@siesta-hosp.jp

CONTENTS/もくじ

帰りバス旅行に行ってきました
最近のキララ
ひだまりニュース
大人のぬり絵
レストランsiestaの一口メモ
Voice  Voice Voice
病棟レクレーション
井戸端会議
夜の勉強会のお誘い
 

日帰りバス旅行に行ってきました

 先日、スーパーで日帰りバス旅行が当たったので参加してきました。まず、佐賀の毛皮・皮製品の卸会社を訪問しました。普段は百貨店などのバイヤーさんなどが、買い付けに来られるところらしく、一般の方は入れないところなのですが特別に訪問させてもらいました。全く興味も知識もない世界だったので楽しめるか不安でしたが、聞く話全てが新鮮で勉強になりました。特別に展示品を卸値で買えるということでしたが、それでも私にとっては値段が高く手が出ませんでした。
 次に、大分県の別府にあるホテルに移動しました。そこで昼食を戴き、食後はホテルの温泉につかりました。
 最後に、湯布院の町を散策して終了というプランでした。湯布院への移動中の車内から由布岳が見えたのですが、雪で真っ白にお化粧されてとっても綺麗でした。冬の由布岳を見たのは初めてだったので感動しました。湯布院では、山下清原画展を見に行ってきました。山下清さんといえば、放浪の天才画家。日本のゴッホと評される画家で、芦屋雁之助さん演じるテレビドラマで有名な方ですよね。毎回旅先で出会った方に一宿一飯のお礼に、絵をプレゼントして旅に出るという姿は何者にもとらわれない自由な姿が描かれていました。実際、身体に障害を抱えながら戦中戦後食糧難の時代を十六年間も全国各地を放浪しながら生き抜く事は想像を絶する困難や苦労があったことだと思います。テレビドラマの中では、貼り絵ばかりでしたが、実際はフェルトペンで描かれた絵があったり、お盆や弁当箱を上手に利用して絵付けをしてあったりその斬新な発想と才能には感心させられっぱなしでした。絵の中に火星人の絵がいくつもあったのには思わず笑ってしまいました。

今回、日帰り旅行に参加してみて思ったことは普段自分では行かないであろうところに行くことができ、とてもいい体験をさせてもらいました。また、機会があれば参加してみようと思います。


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最近のキララ

 12月頃、寒さの苦手なキララは、犬小屋ハウスから食事の時間以外出てこなくなりました。
 久しぶりに見たキララの姿を見てびっくり!!別猫かと思うくらい防寒の為?それとも運動不足の為?か激太りしていました。
 職員や入院患者さんが病院の扉を開けた瞬間に、あたかも偶然を装って病院内に入り込む姿は職人技といっても過言ではありません。
 2階に上がり込むこともしばしば。何とか寒さから逃れようと必死なキララなのでした。

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ひだまりニュース

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大人のぬり絵

 最近、本屋さんでいろんな種類の「大人のぬり絵」を見かけます。かなり話題を呼んでいるので皆さんも一度は目にしたことがあるのではないかと思います。
 大人のぬり絵とは子供向けのキャラクターのようなものではなく、有名絵画や動物など、比較的繊細のものが多いようです。人口の高齢化が進行する中、脳の健康を維持・向上させる方法としてぬり絵に注目が集まっているようです。

 では、ぬり絵は脳にいったいどのような作用を及ぼすのでしょうか?
 第1回国際ぬり絵シンポジウムにおいて杏林大学精神神経科学の古賀義彦教授は、下記のように述べています。
 まず、原画と下絵を見比べるうちに、視覚をつかさどる後頭葉の活動が活性化し、情報の収集を開始する。同時に頭頂葉が絵全体のバランスを分析し、側頭葉が原画を手がかりに過去の記憶を呼び覚ます。下絵を把握し終えると、情報は前頭葉に伝送され、脳の司令塔に当たる前頭連合野が彩色のためのプランを練り、運動野が手の動きをコントロールしていく。また、右利きの人間を例に取ると、絵をなぞる右手の動きを左の運動野が、紙を押さえる左手を右の運動野が分担、脳全体がまんべんなく働くのも、ぬり絵の大きな特徴である。
 もちろん、野球のようなスポーツや楽器の演奏など、脳をフルに活動させる手段は他にもあるが、それらは相応の訓練が要求されるうえに、時間や場所、道具などの制約を受ける。一方、画面を塗りつぶすという過程だけを取り上げるなら、塗り絵はジグソーパズルに似ている。ただ、パズルと違い、塗り絵には製作者の個性や創造性が反映され、達成感も大きい。

 ストレス対策にも・・脳の活動を高めることにより、日々のイライラや不安の解消が期待できる。ちなみに、ストレスの発散を目的としたぬり絵に費やす時間は30分程でよく毎日続けることがコツといえる。(Medical Tribune 2007.8.23号より)

 このように、大人のぬり絵には脳の活性化やストレス解消など、様々な効果が期待できるようです。
 皆さんも大人のぬり絵に挑戦されてみてはどうでしょうか?
 意外と難しいようですよ(^_^;)

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レストランsiestaの一口メモ

 まだまだ寒い日が続きますね。今年もインフルエンザ、その他もろもろ流行っていましたが、皆さんは大丈夫でしたか?今回は、体に大切な水分・ビタミン・ミネラル・食物繊維をたくさん含み、体調を崩したときなどに、とても食べやすいスープについて、当院レストランsiestaのおすすめレシピを紹介します。

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Voice Voice Voice

 私は、この一年の3分の1を荒木医院で過ごさせていただきました。今回の入院で3回目となりました。過去2回の入院は約50日ほどでしたがあまり親しい友人もできずに自分の殻に閉じこもっていたような気がします。今回の入院の目的は「自分自身と闘う」ことと「自分の殻を破る」ことでした。
 「自分自身と闘う」ことは入院まで怠惰な生活をしていた私にとって具体的な方策を見出せない課題でした。そんな時院長から「毎日汗をかくこと」から始めようといわれました。そこで私は入院の翌日から毎日散歩を始めることにしました。畑貯水池まで寒い日も暑い日も毎日歩きました。最初は歩くことすら苦痛だったですが毎日続けるうちに歩かないと1日が始まらないような気持ちに変わってきました。すると病院内での様々な行事にも積極的に参加していこうという意欲が湧いてきました。不思議なものです。「自分自身と闘う」こととは自分に「自信を持つ」ということなのかなと思えるようになりました。
 「自分の殻を破る」ことは他の入院患者と本音で接することだと思い、たくさんの人達と話をする、一緒に楽しく遊ぶことに専念しました。前回までの入院では私ができなかった大きな課題です。「遊び」を通して他の入院患者の飾らない姿が見えてきます。私も「遊び」に熱中することで自然と「自分の殻」を脱いでしまっています。「遊び」を通してさらに深い人間関係ができるようになりました。一緒に「遊ぶ」って大切なことなんだなあとつくづく思いました。
 今回の入院でたくさんの財産ができました。一番の財産はやはり「私一人じゃない」と思えるようになったことです。病気の原因は様々ですが、同じような病気で苦しんでいる人、さらに病気を克服しようと頑張っている人の姿が見えてきました。このことが私に生きる勇気を与えてくれました。病気とはしばらく付き合っていかねばなりませんがたくさんの人達に支えられている自分を今実感しています。

30代男性
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病棟レクレーション

 当院では、治療の一貫として“園芸療法”を行っております。
 活動内容としましては、畑作り、造園、花壇の整備など・・・土に触れ、花や木を育てることを通して“生きる”エネルギーを体験して頂くのが目的です。
 外に出て四季を感じながら収穫の喜びや花や緑を見て感動する気持ちなどを是非ゆっくりと味わって頂きたいと思います。
 スタッフ側としても患者様一人一人にあった活動を考慮し準備しております。
 その中で忘れていた喜びや楽しみの再生、再体験、気晴らし、気分転換をして頂ければと思っております。
 外来の患者様の参加は残念ながら頂けませんが、待ち時間の長い時など、これからの時期、庭がお花でいっぱいになりますので是非一度ご鑑賞くださいませ。

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井戸端会議

~職員が日頃の体験や最近はまっていることetcを自由に書き込むコーナー~
 我が家では犬を飼っているのですが、かかりつけの動物病院で生後5ヶ月までの犬を対象にしたパピークラスという(犬の幼稚園のようなもの)のがあるということで参加してきました。
 内容は飼い主以外の人や知らない犬とふれあおうといったものです。
 子供を産んだ経験のない私ですが、参加する前から自分の犬がちゃんと他の人や犬と遊べるのか心配で仕方なかったです。自分の親もきっとこういう気持ちだったのだろうなあと思いました。
 他の人に抱っこしてもらって餌をもらおうというのがあったのですが、家族以外の人間は苦手なようでおもらしをしてしまいました。
 室内で飼っていることもあり、あまり外の世界を知らないので、もっとたくさんの人や犬にふれあわせることが必要だと感じました。

【親バカ】

 私は甘いものには目がないのですが、テレビを見ていて珍しいもの発見しました。
 山口県の岩国市に100種類のソフトクリーム屋さんがあるそうです。
 その種類は様々で、珍しいところではお茶漬けソフトやハバネロ、にんにく、ビフィズス菌などまでありました。
 全国に珍しいご当地ソフトがありますが、このお店に行けば、事足りるのでは?と思う今日この頃でした。
 甘いもの好きで目がないとはいえ、今回ばかりは、遠目に食べている人を見てみたいと思いました。

【甘党】

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夜の勉強会のお誘い

 平成19年4月から、精神療法や面接の技術等についてのやさしい勉強会を行っています。
 主に成田善弘先生の「精神療法家の仕事」の抄読会をしてきました。他に話題性のあるテーマが出てきた時には自由に脱線させながら、1年間勉強してきました。3月は多忙なためお休みしますが、4月から症例検討会を始める予定です。
 ご自分の困っている症例、興味ある症例などを提示していただいて、一緒に勉強しませんか。是非ご参加下さい。

日時:平成20年4月18日(金)16:30~18:30
    原則的には第三金曜日です。
会場:医療法人シエスタ荒木医院のデイケア棟
参加費無料:軽食を準備しますので、事前に電話かメールを下さるとありがたいです。
参加対象者:医療関係に勤務する医師、看護師、保健師、心理士など。
一般の方の参加は出来ません。

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編集後記

 新しい年になりましたね。今年も新たな気持ちで頑張りますので皆様宜しくお願い致します。

【ニニ】
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