荒木医院新聞 第55号

台風26号により、甚大な被害を受けた東京都大島町。2週間が経過した今も行方不明者の捜索が続いていますね。多くの死者・不明者を出した地区で奇跡的に一命を取り留めた2組の夫婦は、国の中央防災会議が推奨する避難パターンの階上へ逃げる「垂直移動」と、土砂が襲う側から離れる「(一時的な)水平移動」を知らず知らずのうちに実践していたそうです。

ひだまり 55

ひだまり vol.55

 台風26号により、甚大な被害を受けた東京都大島町。2週間が経過した今も行方不明者の捜索が続いていますね。多くの死者・不明者を出した地区で奇跡的に一命を取り留めた2組の夫婦は、国の中央防災会議が推奨する避難パターンの階上へ逃げる「垂直移動」と、土砂が襲う側から離れる「(一時的な)水平移動」を知らず知らずのうちに実践していたそうです。防災システム研究所の方によると、「自宅が平屋の場合は隣近所の家の2階へ避難したり、2階も危険になってきた時には天井を破って屋根に出るのも有効」だそうです。日頃から、防災への知識を身につけておくことの必要性を感じますね!

≪年末年始の外来休診日のお知らせ≫

平成25年12月28日(土)の午後から平成26年1月3日(金)

まで休診とさせて頂きます。ご了承下さいませ。

2013.11.1発行
<発行元;シエスタ荒木医院>
〒807-1101 北九州市八幡西区上香月1-4-8
TEL:093-618-3555  FAX:093-618-3530
Homepage:http://www.siesta-hosp.jp
E-mail:libertad@siesta-hosp.jp

イラスト




「かろうじて裏銀座を縦走してきました」

にわか登山家

 にわか登山家のアルプス登山は11回目となりました。毎週トレーニングはしていても、膝だけではなく腰痛も足のしびれも次第に強くなり、身体の老化を認識せざるを得ない年齢となってきました。北アルプスの中央にあるために未だ登ることができていない山々がありました。私の専属ガイド(妻)には「この体力では無理ですよ」と言われながらも、今の体力の限界まで使ってでも行こうと裏銀座縦走の計画を10ヶ月前から立てていました。お盆休みを利用して車中1泊、山中4泊の計画でした。
 8月10日:仕事を終えて、新幹線で新大阪へ。高山経由の夜行バスに乗った。
 8月11日:夜行バスを中ノ湯で途中下車し、タクシーを乗り継いで新穂高温泉の登山口には午前6時に着いた。この日の予定は鏡平小屋までである。天気は晴れで嬉しかったが、谷間の道で風がなく暑かった。3時間くらい歩いた頃に秩父沢の雪渓の下に出た。雪渓からの風が涼しく、雪渓から流れる水もまた冷たくておいしかった。しかし思いのほかガレ場(岩がゴロゴロある場所)が多く、歩くのに苦労した。鏡平小屋には予定通り12:47に着いた。午後になるとガスが上がってくる。槍ヶ岳・穂高連峰の山々が時々ガスの切れ目からチラチラと見えた。少し写真を撮って昼寝をした。日暮れの少し前に「雲が切れた」という歓声を聞いて飛び起きた。この小屋の近くにある展望用のウッドデッキまで、カメラを持って走って行った。全く雲一つない空に赤く夕日に染まった槍・穂高岳が目の前に一望だった(写真①)。表銀座から見るよりも遙かに近くに見えた。本当にラッキーな30分だった。
 8月12日:鏡平小屋を5:13に出発。弓折乗越を経て、花見平の雪渓で朝食。槍ヶ岳から来る西鎌尾根の合流点の双六小屋には8:23に着いた(写真②)。冷たい飲み物を補給し、小休止の後、双六岳中腹まで登り、右に折れて巻き道を進んだ。今年は雪渓が多かったためか、コバイケソウの群落(写真③)を至るところで見ることができた。そろそろ足の疲労が出始めていた。時々小休止しながら足を進めた。三俣北分岐で荷物をデポし、三俣蓮花岳(2840m)の山頂に立った。天気は快晴である。山頂は広くゆっくり360度の展望が出来た。西には2年前にN先生と登った黒部五郎岳。その右に長い尾根を連ねて雄大な薬師岳。その遙か先には五色ヶ原から立山まで一望できた。手前には雲の平(未だ行く機会がない秘境)。その右手眼前に水晶岳と鷲羽岳があった(写真④)。東側を見ると燕岳~大天井岳~常念岳(表銀座)。さらに左手には槍・穂高連峰が。その隣には登ってきた方向に笠ヶ岳。北アルプス全体を見るロケーションとしてはこの山頂が一番よいと思った 。展望を満喫して足取り軽く三俣山荘に向かった。翌日泊まる予定の水晶小屋がひどく混雑しているという情報が入ったため、翌日は予定を変更して野口五郎小屋まで一気に進むことにした。
 8月13日:三俣小屋を4:25に出発。いきなり鷲羽岳の急な登りである。山頂には5:55に着き、40分くらい展望を楽しんだ。見たかった槍ヶ岳を背景にした鷲羽湖を眺められて感激だった(写真⑤)。朝早かったので山頂では手袋を着けている手が冷たくて痛かった。山頂で朝食を済ませ、ワリモ岳を経て水晶小屋に向かった。右手の表銀座は朝日によってシルエットで見えた。左手の黒部五郎岳や薬師岳はまだ朝日が当たっていなかった。日がしっかりあがれば三俣蓮華岳の山頂同様に360度の展望が出来る山頂である。水晶小屋(赤岳)に8:28到着。水晶小屋に荷物をデポして、水晶岳に向かった。地図では一見平坦なコースに思えたが、途中から岩稜の厳しい上り下りが多く有り、山頂近くにはくさり場やハシゴも登場した。その上、水晶岳(2977m)の山頂はとても狭くて10人位しか立てない面積だった。更に、平坦な岩もなく、座って休憩する場所もない。記念写真を撮ってもらう方も撮る方も足場が不安定でゆっくり出来なかった。展望をゆっくり楽しむゆとりなく、サッサと下山することにした。疲れた足を引きずりながら水晶小屋に戻り、一休みをした。水晶岳にもう一度行くかと言われたら、怖くて二度と行きたくないと思った。しかし、水晶岳の頂上からみる黒部五郎岳の姿は雄大で、手前には雲ノ平が広がり、一番美しい黒部五郎岳(写真⑥)だと思った。水晶岳からの赤岳~ワリモ岳~鷲羽岳~槍ヶ岳の展望もよかった(写真⑦)。下山途中には、険しい水晶岳山頂部と2年目に登った雄大な薬師岳が眼前に広がり、これも懐かしかった。
 11:00に水晶小屋(赤岳)を出発。いきなり急なガレ場の下りが始まった。東沢乗越まで行くのにかなりの時間を要するほど足は疲労していた。そこから真砂岳(2862m)と野口五郎岳(2924m)を越え、野口五郎小屋にたどりつくのに長い時間を要した(15:37着)。このコースは標高差こそあまり大きくない尾根であるが、人の数倍くらいある大岩が林立し、この中を登ったり下ったりの連続だった。既に疲労困憊している足は岩場では特に不安定となり、一度転倒して岩に衝突して額を切った。臆病風が吹き、怖くてゆっくりしか進めなかった。雨だったら、風が強かったらこのコ-スは無事に通り抜けられないと思った。このコースからの展望は左手に赤岳~水晶岳~赤牛岳、そしてその北に立山と剣岳が近づいて見えた。しかし、その展望を楽しむゆとりはもうなかった。
 8月14日:野口五郎小屋を6:00出発。三ツ岳(名前の通りピークが3つ)もガレ場で始まった。途中から砂礫に変わり、コマクサの群落に出会うことが出来た。途中で立山を眺めながらゆっくり朝食を摂り、烏帽子小屋には10:02に着いた。この登山最大の課題が最後に待っていた。ブナ立尾根の長い下りである。膝にはしっかりとサポーターをつけて降りたが、疲れがたまっていて足が重くて進まなかった。途中で飲料水が足りなくなり、口渇にもあえぎながらひたすら下った。高瀬ダムまで4時間弱。その上、下界は気温も高く、もう歩きたくなかった。この日は七倉山荘に泊まった。5日ぶりにお風呂にありつけた。
 8月15日:日程を1日短縮したので、昼過ぎまで山荘で休憩した。信濃大町から、松本・名古屋経由で夜遅く福岡に戻った。
 素晴らしい展望が出来る縦走でした。初めから体力の限界と知っての計画でしたが、その通りになりました。水晶小屋の混雑を避けたため、山中4泊のところを山中3泊に短縮しました。そのため3日目が長い行程となり、疲労困憊しました。この3日目にガレ場の続く真砂岳~野口五郎岳を縦走するのは苦しく、滑落の恐怖感をぬぐえませんでした。もう一度行くかと言われれば、ここも行きたくないと言いそうでした。
 荷物は10kgを背負っていましたが、体重を6kg減量できていたので、背中の負担が想定内でした。膝はサポーターに助けられ、ブナ立尾根も何とか下れました。日頃のトレーニングの成果は有りました。
 裏銀座の山小屋の食事は表銀座よりもかなりよい食事が出ました。とりわけ野口五郎岳小屋は食事がよいだけではなく、アットホームでスタッフの気配りが嬉しかったです。
 昨年の北岳は雨に泣きました。今年は4日間全くの快晴で、時に暑さを嘆きたくなることともありましたが、身勝手なことと戒めた。お天気に感謝。最後まで歩き続けてくれた自分の足に感謝。留守を守ってくれた病院のスタッフの皆さんに感謝。ガイド(妻)にも感謝します。皆さんありがとうございました。


ひだまりニュース

 最近診察室や、ロビーが明るくなったと思われた方も多いと思います。当院の照明を今話題のLED(発光ダイオード)に変更しました。 明るすぎ?という声もありますが、寿命が蛍光灯の4倍、消費電力が白熱電球の10分の1で電気代が安く省エネで低発熱、二酸化炭素の排出量が少なく環境にも優しいということで導入を決めました。




イラスト

写真


井戸端会議

~職員が日頃の体験や最近はまっていることetcを自由に書き込むコーナー~

イラスト ■ 昨年の年末あたりから、連休がある度に旅行に行っています。春には、京都・大阪・奈良、夏には、愛知・三重の伊勢神宮に行ってきました。先月は、近場の長崎バイオパークに初めて行ってきました。動物と直に触れ合えるところということで昔から行ってみたかったところではあるのですが、機会がなくて行けていませんでした。餌やりが所々にあり、なかでもリスザルとキツネザルへの餌やりが楽しくて、その為に園内をもう1周して餌やりをしました(笑)。驚いたことにバイオパークでは、カワウソの餌は魚ではなくキャットフードを与えていました!魚だけでは栄養が摂れないので、栄養価が高いキャットフードにしているそうです。また、小学生くらいの団体が来ていたのですが、ビーバーを見て一人が「バービーがいる」というと皆もそれにつられて「本当だ、バービーがいる」と言っていたのには、ほのぼのしました。動物に子供に癒された1日でした。     

【ノア】



イラスト先日、家族で佐賀城とNHKに視察に行きました。佐賀城では、お笑い芸人の方がトークをしていたので見ていると、我が子が急に逃走劇を繰り広げはじめ、舞台裏で鬼ごっこ・・・途中で、獅子舞に出くわしたので、しっかりとお灸を据えていただきました(笑)どうやらインパクトが強かったようで、獅子舞の後ろを隠れながら尾行していました。
NHKでは、実際の撮影器具などを触ったり、ご当地キャラとご当地アイドルのライブなどがあり、なかなか楽しかったです。また、行きたいなあと思いました。

【モコ】



イラスト ■ 昨年の今頃、新婚旅行に行く機会を逃していたので、奮発して普段は泊まらないような高級旅館(全室離れの露天風呂付き)に泊まりました。 内湯と露天風呂を何度も入り堪能しました。今年も、同じ旅館に 泊まりたいねという話になり、予約しようとするも満室。残念がっ ていたのですが、なんとか予約が取れたので来週行ってきます♪ ただ、昨年と違うのは、旅館が部屋食をやめているということです。全室離れということもあり、前回は人と会う機会が少なかったので、今年は他の宿泊者の方と同じ場所で食事ができるので、より旅館に泊まっている気分が味わえるのではないかとそれも楽しみにしています。    

【メイ】



日本史に夢中になれる本

手軽に読める日本史関連の本を「再学習に役立つ書籍」「歴史を考えるきっかけになる小説」「楽しめて勉強になる漫画」の3分野で専門家に選んでもらいました。 上位3位をご紹介します。


イラスト



キララ便り

 キララも高齢になり病院通いが増え始め、以前皆さんから頂いた募金が底をつきはじめましたので、再度、キララ募金を数ヶ月前からはじめています。
皆さんからのキララを気遣ってくださる声をたくさん耳にしていると改めて当院でのキララの存在の大きさを感じます。
 今回は募金の途中経過を報告させていただきます。
 おかげさまで10/19時点で¥9863集まりました。募金をしてくださった皆様ありがとうございます。大切に使わせていただきます。

イラスト


デイケア

 10月も半ばに入り、急に寒さが到来し、デイケアでも風邪薬のお世話になる方が増えてきました。
 毎年、楽しみにしていた水巻のコスモス畑も異常気象のせいか、今年は背丈が低く遅咲きのようでした。
 最近のデイケアでは、フクロウ作りをしたり、ミサンガを編んだりと室内で過ごすことが多くなってきました。特にフクロウは、四季バージョンの第1弾“秋”を販売しています。12月頃からは正月と冬バージョンを販売する予定です。
 どんな感じになるのか、楽しみにお待ち下さい。

イラスト

ミサンガも近々販売する予定です。
その他、過去の作品で、復活してほしい作品などありましたら、気軽にお声かけ下さい。ご希望に添えるよう、出来る範囲で努力したいと思います。

イラスト

編集後記

 最近某芸能人が、高速道路で単独事故を起こし、車外に出て後続車に事故を知らせようとして轢かれて亡くなるという出来事に衝撃を受けました。突然この世を去るというのは、本人はもちろんですが、遺族や関係者は無念で仕方ないだろうと改めて思う出来事でした。             

ニニ