うつ病になりやすい性格

うつ病になりやすい性格

 うつ病は誰でもなる可能性のある現代病です。仕事のこと、家庭のこと、個人的なことなど・・いろいろな心配ごと、悩みなど、すぐに解決しないストレスを抱えている人はどこにでもおられるのです。このストレスが限界に来ると、誰でもうつ病になる可能性があります。
 とは言え、例えばすごく忙しい職場で仕事をしている人のことを考えてみましょう。同じ条件で仕事をしていても、うつ病になる人とならない人がいます。つまり、うつ病になりやすい性格の人がいるのです。何事もやり始めると中途でやめることが嫌やで、最後まで片付けてしまわないと気が済まないまじめなタイプの人です。当然仕事の仕方も完璧にしたい人ですから、時間がかかります。人から頼まれた仕事もしっかりこなします。このやり方では仕事量が増えてしまいます。1日が24時間では足りなくなって行くのです。眠る時間が少なくなり、遊ぶこともしない生活になります。結果としてうつ病になって行きます。
 このような性格の人を「執着性格」と言います。執着性格の人は手抜きが出来ない真面目人間ですが、決して悪い性格ではありません。仕事はきっちりするし、責任感は強いし、社会的には高く評価される人達です。うつ病になって会社を休まれるときに、診断書にうつ病と書きますが、体裁を気にされる人がおられます。しかし、私に言わせれば、うつ病は「真面目人間の勲章」です。「職場や家庭で真面目に働いたんだから、少し休養させてよ」と言って休ませてもらっていいように思います。
 一般的なうつ病とは趣の違ううつ病の人が稀におられます。うつ状態だけではなく、逆の躁状態も持っている躁うつ病と言われる病気があります。これは循環気質と言われる性格の人がなりやすいのですが、稀な病気ですので、またの機会に説明します。
 覚えておいて下さいね。うつ病は恥ずかしい病気ではありませんよ。